実践! 起動しなくなったパソコンデータ救出「Ubuntu」〈その2〉

実践! 起動しなくなったパソコンデータ救出〈その1〉はこちら


 壊れたパソコンからのデータ救出 

Windowsが起動しなくなったルルナルのメインパソコン……

パソコン自体はリカバリーすれば復旧するかもしれませんし、どうしても復旧出来なければ代わりを用意する事は出来るでしょう。しかし!パソコンにしか保存していないデータでどうしても諦められないデータがありました。

四年前に虹の橋に旅立った愛犬の画像、動画データです。これだけはどうしてもサルベージする必要がありました。※そんなに大事ならバックアップをとるべきなのですが……

さて、これからご紹介する方法はメーカーがマニュアルに載せているものではありません。実行してもパソコンの状態ではデータが回収出来ない場合もありますし、そもそもデータが残っていない可能性もある事をご理解ください。

ルルナルがこの方法を初めて使用したのは五年程前に会社での事でした。当時の上司があまり仕事をしない人間で業務中に関係ないサイトの閲覧や物理ボタンでの電源断を繰り返していた事で、突然パソコンが起動しなくなりました。上司は会社の情報システム担当にデータ復旧を依頼しましたが、ルーカーの復旧ツールを使用してもデータの回収は出来なかったのです。

本来であれば会社のパソコンですので、ここで話は終わりです。パソコンのリカバリー、もしくは交換となるだけですが困ったちゃんの上司はクレーマーの如くごね始めました。当時上司は事業所で私は本社にいたのですが、私にも電話で情報システム担当の非難を言い何とか助けてくれと懇願してきました。情報システム担当者と私は仲が良かった事と上司を助ける気にもならなかったのですが……仏心を出してしまいました。

まあ、前振りはこのくらいにして本題に入りましょう。


 『Ubuntu』とは 

専門的な解説はインターネット上でたくさん出てきますので、ルルナルは簡潔に説明します。

簡単に言えば、フリーのOS(オペレーティングソフト)です。WindowsもOSです。パソコンはOSがインストールされている事でユーザーが様々な機能をパソコンに与えて処理する事が出来ます。「マウスでアイコンをクリックしてソフトを起動」という動作もOSがあるから「クリックして起動」が可能となっているのです。OSがなければコマンドを直接キーボードで打ち込まなければなりません。

今回はOSであるWindowsが起動しないのですから、別のOSでパソコンを起動してパソコン内部のデータにアクセスしよう、というわけです。


 『Ubuntu』の入手方法 

入手方法①

フリーのOSなので市販のパソコン雑誌等に付録で提供されている場合があります。この場合は付録のCDやDVDをそのまま活用出来ます。

入手方法②

インターネット経由でダウンロードが可能です。基本的に最新版のISOイメージをダウンロードして下さい。

『Ubuntu Japanes Team』のサイト

上記の各リンク先より入手した拡張子が「iso」のデータをDVD-Rに書き込みます。

ISOイメージをDVD-Rに書き込む

パソコンの電源を入れて「Delete」ボタンを連打します。このボタンはパソコンやメーカーによって異なる場合があります。この操作で下記のような画面が立ち上がります。ここでパソコンが最初にOSを読み込むドライバを「CD/DVDドライブ」に設定する必要があります。最初から設定されている場合も多いですが、ここで「Hard Drive」が最初の起動になっていると壊れているWindowsを読み込もうとするので『Ubuntu』が立ち上がらなくなります。

ISOイメージを書き込んだDVDをパソコンに挿入して電源を入れなおします。※この場合は電源ボタン長押しをするしかありません。

電源を入れると同時に「Enter」ボタンを連打して下さい。放置しておくと「Hard Drive」に読み込みにいってしまうので。

上記の画面が出ると『Ubuntu』が起動中です。私の時は5分以上この画面でしたので気長に待ってください。

上記の画面が出たら必ず左の「Ubuntuを試す」を選択して下さい。

うまく『Ubuntu』が起動するとこのような画面となります。

これが基本の画面ですが、私が会社で初めて使用した時と画面構成がだいぶ変わりました。どうやらタブレットにも適した構成のようですね。

この状態で左に並ぶメニューからハードディスクを選択して中身のデータが表示されればデータの回収はほぼ可能と思っていいと思います。

USBの外付けハードディスクを接続してデータのコピーを行ってください。欲しいデータがハードディスクのどこに保存されているか分からないと少し苦労するかもしれません。ルルナルの場合は画像、動画編集データ等の回収がし目的でしたが、結局800GB程のデータコピーでUSB3.0規格でも約3時間かかりました。

ルルナルのブログではパソコンが万が一故障した際等でお困りの際、こんな方法もあるよ、という参考としてご紹介しています。それなりに作業工程は必要になりますし、必ずデータを回収出来るとは限りません。データは定期的にバックアップを取る事を強くお勧め致します。


 ちなみに… 

ルルナルのメインパソコンはリカバリーは出来ませんでした。リカバリー作業自体はうまく出来たのですが、作業を終えてデータを戻して設定も復旧させたにも関わらず、翌日に電源を入れたらWindowsは起動しませんでした。もう一度同じ作業を繰り返しても同様の結果でしたのでリカバリーは諦めました。

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