「乳がん」「大動脈瘤」70代の母に見つかった二大病魔〈その2〉

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 大動脈瘤「サイレントキラーの影」 

大動脈瘤、それも胸部の心臓から上に出ている最も大きい血管の径が通常の2.5cm~3cmに比べて二倍近い5cmを若干上回る程膨張してしまっている。その話をお医者様から電話で聞いた後、私は買い物先のスーパーの駐車場で必死にスマホで病気について調べました。

サイレントキラーと呼ばれ、自覚症状はほとんどなく破裂してしまえば助からない可能性が非常に高い、恐ろしい病です。70代前後に発症する事が多く年間で一万人以上が亡くなっているとの事。

お医者様から電話を受けた後、母にどう説明していいか本当に悩みました。乳がんという事実に落ち込み、お医者様や看護師さん達に励まされて少し元気が出たばかりだったのに…それでも隠すわけにはいかず、かなり柔らかめに説明しましたが…あの時の母の絶望の表情は今でも忘れる事が出来ません。

2015年も数日で終わろうとする頃、母と姉と私は高血圧で通院している総合病院に行きました。通常の診察ではないため、一般外来も既に終わった時間でいつもは人の多い病院が人も少なく寂しく感じました。

しばらく待ってから元気のない母と総合病院の診察室に入りました。


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絶望の中の希望の光

そこには大学病院の心臓血管外科の準教授の先生が約束どおり時間を取って下さっており、乳がん検査を行った病院からのデータから細かく説明をしてくれました。

準教授の先生の説明で乳がんの手術が終わらないと大動脈瘤の手術は出来ないが心臓もいつ破裂してもおかしくない状態であり、時間はあまり残されていない厳しい現状を伝えられました。

今後の治療内容として、私の希望で心臓血管外科のある大学病院での乳がん治療もお願いしたところ、その場で大学病院に電話していただき、年明け最初の受診の手配までして下さいました。結果論ですがこの先生との出会いは私達家族にとって運命の出会いとなりました

落ち込んでしまった母も「絶対に治療して元気にならなきゃいかん」と先生に元気付けられ、私達家族はその足で乳がん検査をした病院にむかいました。

乳がんの治療も大学病院で行いたい事を伝えたい事と同時に乳がん発見からの数日間の診察に対して先生と看護師さんに挨拶と御礼が言いたかったのです。とても親切な方々でした。

ただ、現実問題として小さいとはいえ総合病院にも関わらず検査結果から大動脈瘤に気付くことはなく、たまたまなのか、お医者様が専門ではない分野だったからかは分かりませんが、あのまま治療を続けていたら取り返しのつかない事になる危険性があったのは事実です。

お医者様も完璧ではありません。複雑な状況が重なれば不明確な部分もある事は理解します。そのうえで、あくまで私の意見として出来るだけ乳がんだけでなく総合的に診療実績の多い病院での受診をお勧めします

-2016年1月-

不安を抱えたまま年末が終わり、年明けの最初の受診日に母と姉は大学病院にむかいました。

私はここで皆さんにお願いがあります。ご両親や祖父母の方で長い期間健康診断や人間ドック等を受けていない場合は少しでも早く受診するように働きかけてあげて下さい。

私は高血圧で母親が定期的に受診しているにも拘わらず、病院にかかっているのだから大丈夫と完全に油断してしまっていました。仕事で忙しく一緒に病院に付き添う事も出来ませんでした。社会人として生活しているのだから当たり前の事なのかもしれませんが、何かあってからでは遅いです。

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